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【INTERVIEW】 社員インタビュー

#19

田井 誠人

MAKOTO TAI

  • ICT推進本部 ICT情報システム部

    2016年入社
    工学研究科 電子情報系専攻 卒業

  • 【大学時代の研究テーマ】

    走査型トンネル顕微鏡(STM)を用いた
    銅ニッケル合金薄膜の物性に関する研究

入社の決め手

就職活動中に大学の先輩たちの就職先を調べた際、日立造船の存在を知りました。大学の先生から「多くの卒業生が日立造船で活躍している」と聞き事業内容を確認したところ、ごみ焼却プラントや海水淡水化プラントを手掛けていることを知り、自分もスケールの大きいモノづくりに関わりたいと思い志望しました。こうした志望動機は、父の仕事の関係で小学生の頃サウジアラビアで暮らし、造水プラントが生活に欠かせないことをリアルに感じたことも影響していると思います。

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現在の仕事

ひと言で表すと、社内SE(システムエンジニア)です。社内の業務効率化を目的としたシステムの立案から導入・運用まで携わっています。具体的には、各部門からのリクエストや課題を受け、どのような改善ができるか、どんな機能を活用できるかといった全体のコンセプトや仕様を考え、提案するところからはじまります。提案が通れば外部の会社と連携して開発を進めていくのですが、この過程では仕様やスケジュール通りに開発が進むようにマネジメントすることが重要です。そしてテストを繰り返し、機能していることが確認されてはじめて導入となります。

仕事に対するこだわり

私が担当するシステムはすべて部門独自のもので、工程管理や原価管理など重工業ならでは機能が求められることも少なくありません。こうした個別性の高いシステムをつくるために、しっかりとヒアリングを行い、ポイントを把握して開発に反映するように努めています。また関係者とコミュニケーションをとる際は専門用語や社内独自の言い回しを避け、双方でギャップが生じないように分かりやすく説明することを心がけています。

キャリアのターニングポイント

大きな節目は2つありました。ひとつは入社1年目で約20年ぶりとなる全社基幹システムの再構築プロジェクトに参画したことです。最初は知識がなく、ほとんど理解できませんでしたが、会議に加わって話を聞き、先輩方に教えていただくうちに少しずつわかるようになりました。何よりも大規模なシステム開発のプロセスを一通り経験できたことがいちばんの収穫でした。もうひとつの節目は、入社2年目の時に他部門研修として、社内の工場に数週間勤務したことです。現場を直接見ることでデスクの前だけでは気づかない視点や、社員の方々の考え方を知るきっかけとなりました。

仕事の醍醐味・やりがい

社員の仕事に対する熱い姿勢にふれることです。皆さん現状に満足することなく、常に「もっと良くしたい」と考えておられるんです。こうした姿を目の当たりにすると、自分もその想いに応えたいと思います。そしてシステムを導入して「仕事がしやすくなった」という声を聞くと、本当に嬉しいですね。また当社はICT推進に取り組んでいて、新しいことにチャレンジする機会が多いこともやりがいにつながっています。

日立造船の魅力

自由な社風です。そのひとつとして、本社勤務で私服がOKになったことが挙げられます。この他にも社員が働きやすい制度づくりがフレキシブルに行われているのが特長です。社員はまじめで、内に熱い想いをもっている方が多いように思います。こうした社風のなかで働くことが自分自身のモチベーションになっています。

これからチャレンジしたいこと

ICTを活用して、業務の効率化と収益アップの両方に貢献することが今後の目標です。私が担当している情報システムは、日々の業務を支えながら、その効率化を進めていく”守りのIT”と言われる面に加えて、製品の付加価値を上げたり、新しいサービスの提供を目指す“攻めのIT”の役割も昨今強くなってきています。そんな中、現在、部門内では開発力の向上に取り組んでいて、私自身もこの方針に対応するためスキルアップに励んでいます。

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アドバイス&エール

仕事をするうえで必要な資質や技能は?

探究心、向上心は不可欠。言いかえると、“面倒くさいこと”や“もったいないこと”に気づく感覚が必要だと思います。

ビジネスパーソンとして成長するために大切なことは?

自分自身の付加価値をつくること。そのためにはまわりの状況や自分の強みを客観的にとらえることが大事です。

学生の皆さんへ

広い視野をもって柔軟に取り組んでください。そうすれば必ず道は開かれます!

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