社会インフラ・防災設備

シールド掘進機

本事業に関するお知らせ

2021年10月1日付で、川崎重工業株式会社との共同新設分割により新設された地中空間開発株式会社が、当社および川崎重⼯のトンネル掘削機事業(シールド掘進機、TBM(トンネルボーリングマシン)および土木機械等、およびそれらの部品の設計、開発、修理ならびに販売に関する事業等。ただし製造に関する事業を除く。)を承継することになりました。

地下空間は、鉄道や道路、地下河川、新物流システム、ごみ焼却施設、エネルギー関連施設、さらには巨大な地下都市まで、その活用の可能性は無限に広がっています。これらの地下空間を作り出す上で欠かすことができないのが、シールド掘進機のテクノロジーです。
1967年にシールド掘進機の製造を開始して以来、国内外に1,300基以上納入してきました。今後も、技術開発を進め、地下空間の創造を通して、社会インフラの構築に貢献していきます。

主なサービス・製品

泥土圧シールド掘進機

米国・シアトル市向けφ17.45m泥土圧シールド掘進機

切羽の土圧・水圧に対抗するために、カッタ圧力室に掘削土砂を充満させ、圧力室内の土圧を制御して切羽の安定を図ります。高透水性地盤・低土被り・巨礫など、広範囲の土質・難条件に対応できるシールド形式で、排土装置にリボンスクリューを採用することで粗大礫を含む地盤にも対応することができます。最大径17.45mの製造実績があります。

泥水式シールド掘進機

東京湾横断道路向けφ14.14m泥水式シールド掘進機

泥水のカッタ圧力室内循環加圧力で切羽の崩壊を防止しながら地山を掘削します。堀削された土砂は、流体輸送し、泥水処理設備で、泥水と土砂に分離します。大口径・高水圧に対応できるシールド形式で、海底・河底横断などのきびしい施工条件に適しています。最大径14.14mの製造実績があります。

巨礫・岩盤対応型シールド掘進機

φ10.82m岩盤泥水式シールド掘進機

巨礫地盤や岩盤の掘削を可能とするために、切羽での破砕を可能としたシールド掘進機です。地盤条件に合わせて、カッタヘッド形状はフラット・セミドーム・ドームの3つの形から選定できます。搭載するディスクカッタは超硬チップインサートタイプと焼き入れタイプから最適なものを選定します。最大径10.82mの製造実績があります。

特殊シールド掘進機

特殊な断面条件や施工条件にあわせ、多連円形や矩形・馬蹄型シールド掘進機、地中で断面が変化する親子シールド掘進機や、地中でマシン同士を接合するシールド掘進機、既設トンネルへ接合するシールド掘進機など各種特殊シールド掘進機を提供しています。

世界初3連型マルチフェイスシールド掘進機
W7.29m×H4.69m泥土圧矩形シールド掘進機

関連技術

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