「日立造船グリーンボンド」発行に関するお知らせ

2021年09月16日

日立造船株式会社は、国内市場において公募形式による「日立造船グリーンボンド」の発行を予定しています。当社にとっては、2018年9月以来の2回目のグリーンボンドの発行となります。

グリーンボンドとは、企業や地方公共団体などが、グリーンプロジェクト(環境改善効果がある事業であり、再生可能エネルギー事業、省エネ建築物の建設・改修、環境汚染の防止・管理など)に要する資金を調達するために発行する債券です。

■グリーンボンド発行の目的
国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の達成や循環型社会に向けて、社会が動き出している中、当社はクリーンなエネルギーを生み出す事業をコア事業の一つとしております。
今回のグリーンボンドの発行で調達された資金は、風力発電事業への出資・建設費用への充当を予定しています。当社は、グリーンボンドの発行により資金調達手段の多様化を図るとともに、より環境にやさしい施設導入を図り、循環型社会の実現に貢献していきます。

■グリーンボンドの概要

発行体 日立造船株式会社
発行年限 5年
発行額 100億円
発行時期 2021年10 月を予定
資金使途 むつ小川原陸上風力発電事業の特別目的会社への出資金への充当を目的として借り入れた借入金の返済資金及び当該特別目的会社から受注した設備建設に係る資材購入等の費用としての運転資金に充当予定。
グリーンプロジェクト むつ小川原陸上風力発電事業
主幹事 野村證券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
グリーンボンド・ストラクチャリング・エージェント 野村證券株式会社

■グリーンプロジェクト概要
• 事 業 名 : むつ小川原陸上風力発電事業
• 発電所名:(仮称)むつ小川原風力発電所 
• 事業主体: むつ小川原風力合同会社   
(出資者:当社40%、伊藤忠商事株式会社40%、ENEOS株式会社20%)
• 建設工事請負事業者: 日立造船株式会社
• 運転開始後の運転・保守管理事業者: 日立造船株式会社 
• 施設概要: 風車基数  4.3MW級風力発電機×15基  
最大出力 57,000kW
• 建設開始: 2022年
• 運転開始: 2024年以降

当社は「エネルギー」と「水」の環境分野をコア事業領域として、風力発電をはじめ、ごみ焼却発電、バイオガスなどの再生可能エネルギーの普及への取り組みを通じて、循環型社会の実現に貢献していきます。

■グリーンボンドに関する補足

・本グリーンボンドの適格性と透明性の確保および投資家への訴求力向上のため、第三者評価として、リスクマネジメントに関する先駆的国際機関であるDNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社からセカンドオピニオンを取得しました。

・また、本グリーンボンドに係る第三者評価の取得について、環境省の令和3年度グリーンボンド等促進体制整備支援事業の補助金交付対象となっております。


日立造船株式会社 グリーンボンド・フレームワーク.pdf

日立造船株式会社 グリーンボンド・フレームワーク 債券発行前 セカンドパーティオピニオン.pdf