ラオス国立大学の学生さんによるLaosShiftの発表会開催

2022年07月11日

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Laos Shiftの様子

当社はSDGs活動として、有志によって2015年よりラオスでの環境啓発活動に取り組んでいます。
2021年に当社はラオス国立大学環境学部と「日本の廃棄物処理」をテーマにした技術交流会を4回開催しました。
そして、まとめとして「将来ラオスをどんな社会にしたいか」を宣言する「Laos Shift」のグループ発表を同大学の学生さんに、学内にて行っていただきました。
各グループは自分たちで設定した社会課題に対して、現状を整理し、理想の社会を掲げて、法律・技術・教育などの観点から実現するための方法を発表いただきました。
発表の背景には、「隣の人がポイ捨てしていた」「川のそばを通ったらとても臭かった」などテーマに関する原体験があり、発表にあたっては実際にウェイストピッカー*の方々にインタビューされた班もありました。
ラオスの社会課題を自分事と捉えて真剣に発表する学生さんの姿や言葉の語気から強い想いが伝わってきます。
また、大学の先生方からは当社の取組みを評価いただき、次年度も当社とラオスの環境課題解決や将来の社会づくりなどについて交流する活動を継続したい旨の要望をいただきました。
当社は今後もラオス国立大学との交流を深め、技術と誠意でラオスでの環境人材育成と豊かな未来に貢献していきます。

発表されたテーマ:
①ラオスのごみ問題、②持続可能な森林資源の活用、③川の汚染、④CO2排出量の削減、⑤プラスチックのリサイクル、⑥ウェイストピッカーの社会的役割

*ウェイストピッカー:発展途上国において廃棄物の最終処分場等で有価物を収集する者のこと。