毛髪・種子類等によるトラブルを防ぎ
安定した汚泥処理をサポート。
汚水処理施設の安定した運転をサポートするパンチングプレートタイプのスクリーンユニットです。
これまで毛髪や種子類が後段の水処理のトラブル原因となっていましたが、本装置では確実にし渣を捕捉することにより安定した維持管理が可能。
循環型社会の構築が進められる中、余剰汚泥の資源化や削減が図られており、その前処理としても重要な役割を果たすことができます。
構造と原理
逆円錐型のパンチングプレートを用いたスクリーンと、下部にし渣脱水機を設置した構造です。 原水はこの逆円錐型スクリーンの上部かららせん状に滑り落ちながら、遠心力にてスクリーンを通過し流出。し渣はスクリーン表面に捕捉され、下部のし渣脱水機に滑り落ちて脱水されます。
スクリーンの洗浄は、主に逆円錐型スクリーン背面に設置されたブラシを使用します。また、補助的に洗浄用ノズルから水を噴射し水洗浄できます。
- スクリーン上部(通水時)
- スクリーンユニット内部
- 特長
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- パンチングプレートを採用し、バースクリーン等スリット型スクリーンの5〜10倍の捕捉能力を実現
- 確実にし渣を捕捉できるので接触曝気方式、膜分離方式の前処理として最適
- 余剰汚泥の資源化(炭化やコンポスト化)の前処理としても充分な処理能力を発揮
- 主にブラシで洗浄できるため、洗浄水量が低減
- タッチパネルを採用し、洗浄時間や洗浄間隔などの設定変更が簡単で、水質の変化にも即座に対応