74.8MW木質バイオマス発電所の建設工事・運営・保守を受注

2019年04月26日

日立造船株式会社は、大成建設株式会社(東京都新宿区、村田誉之社長)との共同企業体にて、徳島津田バイオマス発電所合同会社※1(徳島県徳島市)より、木質バイオマス発電所の建設工事を受注しました。当社は主に発電設備の供給・据付・試運転を実施します。木質ペレットを主燃料とし、再熱方式※2を採用する高効率な本設備は、循環流動層(CFB)ボイラ(アンドリッツ社製)および再熱再生式蒸気タービンから構成され、74.8MWの発電能力を有します。

また、当社グループ会社のHitz環境サービスとの共同企業体にて、本設備の20年間の運営・保守もあわせて受注しました。発電設備の建設から運営・保守まで一貫したサービスを提供し、安定かつ高効率な発電を実現します。

  1. ※1徳島津田バイオマス発電所合同会社は、株式会社レノバ(36.10%)、大阪ガス株式会社(33.50%)、NECキャピタルソリューション株式会社(12.35%)、三菱電機クレジット株式会社(12.35%)、株式会社ゲンボク(1.90%)、大利木材株式会社(1.90%)、徳島電機産業株式会社(1.90%)が出資する特別目的会社です。(かっこ内は出資比率)
  2. ※2再熱方式は、蒸気タービンで膨張した蒸気をボイラで再加熱した後に、再び蒸気タービンに戻すことで高効率な発電ができる技術です。

発電所概要

  1. 1発電所名:徳島津田バイオマス発電所
  2. 2事業主体:徳島津田バイオマス発電所合同会社
  3. 3所在地:徳島県徳島市中昭和町1丁目3番地
  4. 4建設予定地:徳島県徳島市津田海岸町
  5. 5発電端出力:74.8MW
  6. 6ボイラ形式:循環流動層(CFB)ボイラ
  7. 7発電方式:空冷式再熱再生サイクル
  8. 8運転開始予定:2023年3月

今後の展望

当社グループは近年バイオマス発電事業に注力しています。事業者としても2015年に「宮の郷木質バイオマス発電所(茨城県常陸太田市)」、2017年に「秋田バイオガス発電所(秋田県秋田市)」を稼働開始しました。今後も、「循環型社会の実現に向けたソリューションプロバイダー」を目指すにあたり、バイオマス発電などの再生可能エネルギーの普及に努め、低炭素社会の実現を通してSDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献していきます。

SDGsへの取り組み
https://www.hitachizosen.co.jp/sustainability/sdgs.html

本事業については2019年2月25日付のレノバ社の下記ニュースリリースをご参照ください。

レノバ社コーポレートサイト

「当社の大型バイオマス発電事業に関する最終投資決定のお知らせ」
http://www.renovainc.jp/cms/renova/news/2019/20190225_01_PRESS_ID98nx7u.pdf[PDF:319KB]