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2019年02月08日

消石灰利用乾式集じん灰再循環ごみ焼却施設が「優秀省エネ機器・システム表彰 日本機械工業連合会会長賞」を受賞 ~高効率な排ガス処理と発電の両立が評価~

日立造船株式会社の「消石灰利用乾式集じん灰再循環ごみ焼却施設」が、一般社団法人日本機械工業連合会主催の「平成30年度(第39回)優秀省エネ機器・システム表彰」において、「日本機械工業連合会会長賞」を受賞しました。
 

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授賞式の模様

当社関係者


■受賞理由
ごみ焼却処理に伴い発生する排ガスには酸性ガスなどの有害物質が含まれ、大気汚染防止法よりも厳しい自主規制値に基づく処理が行われています。
当社が開発した「消石灰を利用した集じん灰再循環システム」はごみ焼却発電施設の排ガスに含まれる塩化水素や硫黄酸化物などの酸性ガスを効率的に除去できるシステムです(下図参照)。未反応消石灰を含む集じん灰を再循環させることで、酸性ガスの除去に必要な消石灰の使用量を削減し、集じん灰の埋立処分量が減少することで、環境負荷の低減につながります。また、従来湿式処理法で対応していた塩化水素や硫黄酸化物の濃度10ppm以下という厳しい自主規制値の施設にも適用可能です。
この消石灰を利用した集じん灰再循環システムを湿式洗煙の代替として採用した「消石灰利用乾式集じん灰再循環ごみ焼却施設」では、処理能力500t/日を有するごみ焼却発電施設に採用した場合に従来の湿式処理法の施設に比べ、2,553MWh/年の発電量増加と、1.40倍の収益向上(建設費と20 年間の運転収益の合算) を見込むことができます(当社試算)。こうしたエネルギーの有効利用による環境効果が評価され、本賞に選ばれました。

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※本システムに関する詳細は下記ニュースリリースをご参照ください。
2016年08月19日「酸性ガスを効率的に除去できる集じん灰再循環システムを開発 ランニングコストと環境負荷を大幅に低減」
http://www.hitachizosen.co.jp/news/2016/08/002283.html
 

■実績と今後の展望
消石灰を利用した乾式集じん灰再循環システムは、当社が建設中の7施設に導入します。ごみ焼却発電施設には高効率な発電と環境負荷低減が求められており、当社グループはエネルギーの有効利用と環境負荷低減に寄与する本システムを採用する施設を積極的に提案していきます。
また、高効率なごみ焼却発電によりクリーンなエネルギーを届け、「循環型社会の実現に向けたソリューションプロバイダー」になるという事業目標を目指すとともに、SDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献していきます。

■「優秀省エネ機器・システム表彰」について
一般社団法人日本機械工業連合会が主催する表彰制度です。優秀な産業用省エネルギー機器・システムの開発、実用化を通じて、エネルギーの効率的利用の促進に貢献していると認められる企業、企業グループを表彰するものです。特に優秀な省エネルギー機器・システムが、「経済産業大臣賞」、「資源エネルギー庁長官賞」、「日本機械工業連合会会長賞」に選定、表彰されます。1980年度から「優秀省エネルギー機器表彰」として毎年実施されてきましたが、2018年度から「優秀省エネ機器・システム表彰」と改称されました。



 

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