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2014年10月30日

スイスのAxpo Kompogas Engineering社の資産を買収 ~ Hitachi Zosen Inovaがコンポガス技術を取得 ~

  Hitz日立造船株式会社の100%子会社で、ごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などを手がけるHitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede / 以下、HZI)は、このほど、欧州を中心にコンポガスプラントのEPC事業を手がけるAxpo Kompogas Engineering AG(スイス、以下、Komeng)の資産を買収し、バイオガスプラント建設事業に進出することを決定しました。

  ※コンポガス:バイオガス(メタン発酵)化の代表的な手法の1つ。生ごみなど有機性廃棄物を酸素のない状態で、約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりメタンガスを発生させる。なお、Kompogas®は、Komengにより世界30カ国以上の国々で商標登録されています。

  Komengは、1991(平成3年)に設立されたKompogas AGを前身とし、スイス最大の電力会社であるAxpoグループの傘下で乾式コンポガスプラントのEPC事業を手がける会社であり、当社を含む日本の大手プラントメーカーや欧州プラントメーカーのライセンサーです。現在の日本におけるコンポガス技術は、1996年より本技術の導入に取り組んできた当社など数社が、1999(平成11)年に京都市において「有機系廃棄物再資源化実証プラント(3t/日)」の運転をスタートさせたことが普及のきっかけとなっています。
 今回のHZIによるKomengの資産買収は、ごみ焼却発電事業が大部分を占めるHZIが、業容の拡大を図るために行うものです。本コンポガス技術の導入により、「ごみ処理」分野の事業領域を拡大することができ、欧州におけるごみ処理法の多くの割合を占めるごみ焼却発電にコンポガスを複合させた提案をすることが可能となります。 
 日本でもごみ処理の高度化を目的にごみ焼却発電プラントにバイオガス化プラントを併設しプラントのエネルギー回収率向上を図る傾向にあります。HZIはコンポガス技術の獲得により、バイオガスプラントEPC事業を取り込むだけでなく、ごみ焼却発電プラントEPC事業とのシナジーを発揮させ、両事業を拡大発展させていく考えです。

 EUは、1999年に「Landfill Directive(埋立て規制に関する指令)」が採択されており、埋立て比率の削減が求められていることから、ごみ焼却発電やバイオガス化の需要が高まっています。HZIは、今年度についてはイギリスを中心に既に3件の大型ごみ焼却発電プラントを受注するなど好調ですが、Komengの資産買収により、今後は顧客に対し幅広い提案を行うことができることから、更に受注規模の拡大が期待できます。
 当社は、ごみ焼却発電プラント事業を中心に環境事業での世界No.1を目指しておりますが、HZIなどグループ各社と共にOne Teamとして、今後も積極的にグローバル展開していく所存です。

 なお、Komengの概要は以下のとおりです。

1.名  称:Axpo Kompogas Engineering AG(スイス)
2.所在地:Flughofstrasse 54, CH-8152 Glattbrugg, Switzerland
3.代表者:Bernard C.Fenner(CEO)
4.事業内容:コンポガスプラントのEPCおよびメンテナンス
5.設立年:2013(平成25)年
6.資本金:約4億2,500万円

(終)

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