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2004年01月20日

廃熱利用による燃料ゼロ発電実証試験スタート

<低温廃熱回収発電システム アンモニアユニット部> 

 Hitz(日立造船株式会社)は、このほど、鉄鋼、石油・化学、紙・パルプ、窯業等各種工場やガスタービン、ガスエンジン等の原動機から排出されている200℃以下の廃ガスや、100℃以下の温排水等の低温熱源を利用した廃熱回収発電装置の実証試験を開始しました。

本装置の概要、特長は以下のとおりです。
【概要】
1.適用対象:各種工場からの排ガス、温排水(エンジン冷却水、転炉の冷却水等)、各種プラントのプロセス廃熱(石油関係の蒸留塔廃熱など)
2.システム:純アンモニアを作動媒体とする蒸気タービン発電
3.出力規模:200kW以上

【特長】
1.廃熱回収による燃料ゼロ発電(省エネルギー)
2.CO2排出ゼロ発電(地球温暖化防止)
3.オゾン層破壊係数ゼロ、地球温暖化係数ゼロの自然熱媒体であるアンモニアを使用
4.離れた複数の熱源から温水で一括熱回収が可能
5.投資回収年数が比較的短期

 本装置は、第1段階の開発として、平成14年度に、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の補助事業によりシステムの計画、主要試験機器の製作・試験を行いました。現在は第2段階の開発として、RITE(地球環境産業技術研究機構)の補助事業により実証試験装置の製作および性能・耐久試験を進めています。
 実証試験はガスタービン発電装置の排熱回収ボイラ出口廃ガスを利用しており、本年度は性能確認試験を実施し、平成16年度は耐久試験を行います。

 作動流体の純アンモニアは、自然媒体で地球環境に優しい上、水よりも低温で高圧蒸気が発生するため、低温熱源を利用したコンパクトなタービン発電装置を実現することができます。

 Hitz(日立造船株式会社)は、カリーナサイクル発電試験プラントをはじめ、アンモニア吸収式冷凍機や肥料プラント用アンモニア合成装置など、アンモニア関連製品においても豊富な実績を有しており、これらの技術を適用して環境に優しい省エネルギー製品を目指しております。
 
 現在国内の工場から未利用のまま排出される低温熱源は1年間に約2×1011 Mcal(省エネセンター資料より)に達しており、この熱源を利用すれば約1000MWの発電が可能です。発電と地球環境は地球の温暖化やヒートアイランド現象、大気汚染やオゾン層の破壊など、切っても切り離せない関係にあります。当社は生活の心地よさ、豊かさを保ちつつこの問題を解決する一助として、廃熱利用による燃料ゼロ発電システムを製品化し、地球温暖化防止と省エネに貢献したいと考えています。


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