リアルタイム解析

ソフトウェア

(RTNet/TRP)

気象解析(RTNet/TRP)

RTNet/TRP
  (対流圏遅延量推定ソフトウェア)

GPS観測網(ネットワーク)からのリアルタイムデータにより、ネットワーク内の対流圏遅延量をリアルタイムに推定し補正情報を生成するソフトウェアです。
観測点上空の水蒸気による伝搬遅延量から天頂遅延量(ZTD:Zenith Total Delay)を抽出し、リアルタイムにデータを解析して出力します。
解析手法には、基準点に依存しない精密単独測位法(PPP)を用います。解析には観測点座標が固定されている必要があります。

GNSS データの高精度リアルタイム解析RTNetのソフトウエア紹介や各解析のサンプルデータを掲載しています。
RTNetデモンストレーションサイト(外部サイト)
■ RTNet/TRPの解析対象
気象
■ 平成20年8月末豪雨の解析事例
2008年8月26日から8月31日にかけて、紀伊半島から関東地方までの太平洋岸を中心に襲った豪雨の天頂遅延量マップを示します。
天頂遅延量マップ

図:天頂遅延量マップ
※伊勢湾周辺で天頂遅延量が高い時間帯が継続して見られます。
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■ 解析事例:RTNet/TRPの応用例
2005年9月に東京都中野区で起こった台風による集中豪雨の影響により、妙正寺川にかかる北原橋周辺で洪水が発生しました。
下図はその集中豪雨についてRTNet/TRPで求めた天頂遅延量とアメダスでとらえた降水量を比較した図です。
天頂遅延量は降水の直前から急激に大きくなっており、上空の水蒸気量を反映している様子がわかります。
天頂遅延量と降水量の比較
図:天頂遅延量と降水量の比較
下図は豪雨が起こり始めた時間帯の関東地方の可降水量・天頂遅延量・30分間降水量を比較したものです。
中野区周辺の天頂遅延量が減少し、可降水量が一番高くなっています。
これは上空に蓄えられた水蒸気が飽和して雨雲を生成しているためと考えられます。
天頂遅延量と可降水量、降水量の比較
図:天頂遅延量と可降水量、降水量の比較
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■ サービス
RTNet/TRPを利用したサービスとして、「GPS可降水量データ提供サービス」を行っております。
是非ご利用ください。
詳細はこちら
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■ 関連文献
年/月 題目・論文名 著者名 会議・掲載誌名
2009/05 RTNet/METを用いたリアルタイムGPS可降水量解析システムの構築と精度検証 佐藤一敏和田晃、岩淵哲也、田中創、守屋岳 日本気象学会2009年度春季大会
2006/11 Nowcasting and Weather Forecasting - Real-time Estimation of ZTD in GEONET, Japan - Tetsuya Iwabuchi, Christian Rocken, Leos Mervart, Masayuki Kanzaki Location
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