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2017年03月01日

スウェーデン向けコンポガスプラント建設工事を受注 -スカンディナビア地域で初のコンポガスプロジェクト-

日立造船株式会社の100%子会社で欧州におけるごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)建設事業でトップシェアを有するHitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede、以下、HZI)は、このほど、スウェーデンのバイオガス関連施設の建設、所有、運営をするE.ON Biofor Sverige ABからコンポガスプラントの建設工事を受注しました。建設地は、スウェーデンの首都ストックホルムの北西に位置するウップランズ・ブロー市内です。 

■本件の概要
本件は、スカンディナビア地域における初めてのコンポガスプロジェクトです。2014年に、Axpo Kompogas Engineering AG(スイス、以下、Komeng)からコンポガス事業を買収したHZIにとっても初のターン・キー受注案件となります。本プラントは、年間83,000トンの主に食品残渣や畜産系廃棄物などを発酵させ、バイオガスを生成します。生成したバイオガスは、高純度なメタンガスに精製され、年間6,800,000㎥が天然ガスの配管網へ供給されます。発酵後の残渣は、固形堆肥および液肥へとして農家へ供給されます。

<本プラントの概要>
1.発注者    :E.ON Biofor Sverige AB
2.施設規模  :有機性廃棄物83,000トン/年
3.残渣処理  :堆肥化(固形堆肥、液肥)
4.ガス生成量 :メタンガス6,800,000㎥/年
5.建設地    :スウェーデン ストックホルム県 ウップランズ・ブロー市
6.納期       :2018年10月 

■HZIのコンポガス技術「Kompogas®」について
乾式メタン発酵の代表的な手法の1つ。生ごみなど有機性廃棄物を嫌気性状態で、約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりバイオガスを発生させます。処理済み残渣は堆肥として農業や園芸資料に利用されます。なお、HZIの「Kompogas®」は世界30カ国以上の国々で商標登録されています。

■HZIのコンポガス事業の取組みについて
HZIは、EfWプラント事業が大部分を占めており、業容の拡大を図るために2014年にKomengのコンポガス事業を買収しました。本買収により、「ごみ処理」分野の事業領域が拡大し、EfWプラント案件にコンポガスを複合させた提案が可能となりました。
HZIは、EfWプラントとコンポガスプラントの両EPC事業のシナジー効果を発揮させ、事業規模を拡大させていく考えです。 

■欧州でのメタン発酵処理の背景
EUでは、1999年に「Landfill Directive(埋立て規制に関する指令)」が採択されており、埋立て比率の削減が求められていることから、ごみ焼却発電やメタン発酵処理の需要が高まっています。そして、スウェーデンでは温室効果ガス削減への取組みがすすめられており、化石燃料ゼロ社会を目指しています。

ニュースリリース