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2016年10月24日

Hitachi Zosen Inova によるドイツ・ETOGAS社の資産買収 ~Power to Gasシステムの世界No.1企業へ~

Hitz日立造船株式会社の100%子会社でごみ焼却発電プラントの設計、建設、保守などの事業を展開するHitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede、以下、HZI)は、10月21日にPower to Gas(以下、PtG)システムの開発・販売を行うETOGAS GmbH(ドイツ、以下、ETOGAS) の資産買収に関わる契約を締結しました。本買収により、PtGシステム事業を欧州およびアジアをはじめとした世界に展開します。

なお、今回の資産買収に伴い、Hitachi Zosen Inova Etogas GmbH(ドイツ、以下HZI Etogas)を新たに設立し、PtGにかかる事業運営権、スタッフ、特許権などの関連資産を移管します。

■PtGについて
PtGとは、再生可能エネルギーの導入拡大により、気候変動や需給バランスの崩れから生じる大量の余剰電力を水素やメタンといった燃料に変換して、貯蔵・輸送・利用する蓄エネルギー技術で、再生可能エネルギー中心のエネルギーシステムを構築するためには不可欠な技術として世界的に注目を集めている技術です。PtGで生産されたメタンは、再生可能エネルギーを活用しているため、化石燃料の代替燃料としてカーボンニュートラルなメタンとして利用でき、ドイツを中心に実証実験が進められています。

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PtGシステムのイメージ

■ETOGASについて
ETOGASは余剰電力により水電気分解から生産した水素とバイオガスプラントから分離回収したCO2を反応させることによりメタンを生産するプロセスを有するドイツのベンチャー企業です。ドイツにおいて世界初のPtGの商業プラントを建設しました。
なお、ETOGASの概要は次のとおりです。

1.      名  称:ETOGAS GmbH

2.      所 在 地:ドイツ バーデン・ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト

3.      代 表 者:Gregor Waldstein (CEO)

4.      事業内容:Power to Gasシステムの開発・販売

5.      設 立 年:2007年

6.      資 本 金:90万ユーロ

■今後の取り組み
今回のHZIによる資産買収によりHZI Etogasを設立し、当社、HZIおよびHZI Etogasは、共同で PtGの技術開発と営業活動に取り組み、化石燃料の代替エネルギーとなるカーボンニュートラルのメタンの普及に貢献していきます。
当社は、2016年4月に社長直轄となる地球環境ビジネス開発推進室を設立し、当社の独自技術である水素発生装置とメタネーション装置による PtG事業の開発を進めています。今回の資産買収は、当社が保有する水素発生装置およびメタネーション技術の事業推進に繋がり、さらには当社グループ間でのシナジー効果が大いに期待できます。なお、資産買収に伴う期待されるシナジー効果は次のとおりです。

①   HZIの有するバイオガスプラントからのCO2分離技術

②   当社が有する水素製造技術

③   当社が有する水素とCO2を反応させメタンを生産する技術

④   当社とHZIの多数のEfWプラントの建設実績によるプロジェクトの遂行技術

⑤   当社とHZIによるPtGシステムの世界展開

なお、HZI Etogasの概要は下記のとおりです。

1.      名  称:Hitachi Zosen Inova Etogas GmbH

2.      所 在 地:ドイツ バーデン・ヴュルテンベルク州シュトゥットガルト

3.      代 表 者:Berthold Büttenbender、Franz-Josef Mengede

4.      事業内容:Power to Gasシステムの開発・販売

5.      設  立:2016年10月

当社は、近年社会的要請が高まっている「環境・グリーンエネルギー」と「社会インフラ整備と防災」を事業ドメインに掲げており、2015年からは「技術立社」の考え方を取り入れ、当社の原点である技術力の独自性を強化しています。当社は主力事業であるごみ焼却発電事業を中心に、風力発電、木質バイオマス発電など再生可能エネルギー分野にも積極的に取り組んでおり、PtG事業のようにCO2排出量を削減する技術に取り込み、持続可能な社会の構築に貢献していきます。

ニュースリリース