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フラップゲート式津波防波堤~津波から人を守る~

2011年3月11日に東日本大震災で津波による被害が発生しました。Hitz日立造船は、津波の被害を少しでも防ぐために、自然の力を利用して、浮上するフラップゲート式津波防波堤(海底設置型と陸上設置型)を開発しました。

海底設置型フラップゲート式可動防波堤

海底設置型フラップゲート式可動防波堤は、海底に一列に配置した扉体(黄色の鋼板部分)を浮力を利用して旋回起立させることで波を制御する装置です。

配置イメージ

従来のコンクリート式防波堤の先端に設置し、港湾を締め切った状態とし、津波被害の防災・減災設備として活用します。

特長

  1. 自然の力である浮力や津波・高潮自身の力を利用し、扉体を起立させ、波を制御します。
  2. 平常時は海底倒伏しているため、船舶航行・海水交換を阻害せず、 周辺景観への影響が僅少です。
  3. 扉体浮力等の常時監視により施設状態を見える化し、安心な防御施設を実現できます。
  4. 自然の力を活用することで複雑な電気系統を簡略化でき、安価で故障が少ない。

陸上設置型フラップゲート式防潮堤

陸上設置型フラップゲート式防潮堤「製品名:neo RiSe」は、「no energy, no operation, Rising Seawall」の略で、浮力のみでゲートが浮上し、開口部を閉塞する津波・高潮防災設備です。

配置イメージ

特長

  1. 緊急時には人為操作なしでも自然の力を活用して自立閉塞することができ、人的負担を低減します。
  2. 制御・動力装置の簡略化により、極めてシンプルな機器構成を実現し、信頼性・維持管理性の向上を実現しています。
  3. 補助的に設置する手動起伏装置による津波・高潮襲来前の起立操作や動作点検も可能です。

海底設置型フラップゲート式可動防波堤の実海域試験中

Hitz日立造船は、東洋建設と五洋建設の3社にて海底設置型フラップゲート式可動防波堤の実海域試験を実施しています。

試験場所
静岡県 新焼津漁港
試験期間
平成23年2月~平成25年3月
試験装置
幅7m×長21m×高13m、質量150t
試験内容
1.扉体倒伏格納時の安定性
2.基本動作(浮上・倒伏)特性と操作性
3.保守管理性と状態監視の有効性
4.水中保守作業の作業性と安全性

今後、東海・東南海・南海地震の発生が推測されています。本製品を早く、被害が発生する地域に普及させ、津波により悲しむ人を一人でもすくなくできるようにしていきたいということが、Hitz日立造船の願いです。