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2017年08月30日

ギリシャ初の乾式バイオガスプラント用メタン発酵槽を受注

日立造船株式会社の100%子会社 Hitachi Zosen Inova AG(スイス、CEO:Franz-Josef Mengede 、 以下、HZI)は、このほど、ギリシャ初となる乾式バイオガスプラント用に、独自のコンポガス技術を利用したメタン発酵槽2基を受注しました。HZIは発酵槽に加え、本プラントのメンテナンス契約を合わせて受注しています。

ギリシャのアルタ県・テスプロティア県・イオアニナ県・プレベザ県から構成されるイピロス地方広域連合は、都市ごみ処理施設の建設および25年間の運営事業をPPP(Public Private Partnership)方式により、ギリシャの大手電力会社Terna Energyに委託しました。本処理施設は、都市ごみの資源化・減容化による埋立負荷削減を目的としており、年間約105,000トンの一般廃棄物を選別処理します。一般廃棄物から選別された38,700トンの有機性廃棄物は、バイオガスプラントにおいてメタン発酵処理され、年間540万Nm3のバイオガスを生成します。
バイオガスプラントの建設にあたりTerna Energyが設立した特別目的会社(SPC)であるAeirforiki of Epirusから、今回HZIはバイオガスプラントに設置するメタン発酵槽を受注しました。

メタン発酵により生成されたバイオガスを利用して、年間11,500MWhの電力(一般家庭約3,000世帯分の年間使用電力量に相当)がイピロス地方に供給される計画です。また、これまでの埋立処理からメタン発酵処理へ移行することにより、年間12,000トンのCO2排出量削減に寄与します。一方、メタン発酵後の残渣は、鉱山や採石場の埋戻しに利用されます。
 

<本件の概要>
1. 発注者:Aeirforiki of Epirus(Terna Energyの子会社)
2. 施設規模:有機性廃棄物 38,700トン/年 
3. 生産能力:バイオガス 540万Nm3/年
4. 建設地:ギリシャ イピロス地方
5. 納期:2019年1月

■Hitachi Zosen Inovaについて
HZIは、日立造船株式会社の100%子会社でごみ焼却発電プラント(以下、EfWプラント)の設計、建設、保守などを手がけるEfW事業においてトップシェアを有します。近年は、英国、アイルランド、ポーランドでのEfWプラント受注の他、コンポガス技術の資産買収、メンテナンス事業会社の買収、バイオガス精製技術等の取得、PtG事業会社の資産買収など、欧州を中心に事業を積極展開しています。

■HZIのコンポガス技術「Kompogas®」について
乾式メタン発酵の代表的な手法の1つ。生ごみなど有機性廃棄物を嫌気性状態で、約55℃の温度に保ち、微生物の働きによりバイオガスを発生させます。処理後の残渣は堆肥として農業や園芸肥料に利用されます。なお、HZIの「Kompogas®」は世界30カ国以上の国々で商標登録されています。

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