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2017年07月25日

業務・産業用固体酸化物形燃料電池(SOFC)発電装置の実負荷環境による実証事業の開始について

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日立造船株式会社
独立行政法人大阪産業技術研究所

日立造船株式会社(本社:大阪市住之江区、取締役会長兼社長 谷所敬、以下、日立造船)と地方独立行政法人大阪産業技術研究所(本所:大阪府和泉市、理事長 中許昌美、以下、ORIST)は、このたび、新たに開発した業務・産業用固体酸化物形燃料電池発電装置(以下、業務・産業用SOFC)を、大阪府バッテリー戦略研究センターのご協力のもと、ORIST和泉センターに設置し実証実験を開始しました。
本事業は、日立造船が業務・産業用SOFCの開発に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)の助成事業「固体酸化物形燃料電池を用いた業務用システムの実用化技術実証」の支援を受けて実施するものです。

今後、日立造船とORISTは共同で、4000時間以上の連続運転試験による本装置の安全性・信頼性の評価や、更なる高度化に向けた構成部材等の研究・試験・評価等を実施します。
また、本事業は、先進的な水素プロジェクトの創出を目指し大阪府及び大阪市が運営する「H2Osakaビジョン推進会議」の取組の一環として進めるものです。

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ORISTに設置した業務・産業用SOFC

<実証事業の概要>

1.装 置 名:業務・産業用固体酸化物形燃料電池(SOFC)発電装置
2.仕  様:①使用燃料  都市ガス13A           *低圧/中圧供給対応機
        ②定格出力  20kW級      *AC送電端出力 約17.6~18.5kW
        ③発電効率  50%以上     *運転初期
        ④熱回収効率 40%以上     *装置出口計測:冷水22℃⇒温水84℃、0.21t/h
        ⑤本体寸法  幅2.2m×長さ4.2m×高さ2.8m          *換気フード、排気管除く
3.スタック:日本特殊陶業株式会社製平板積層形スタック
        日立造船と日本特殊陶業株式会社にて業務・産業システム開発を行っており、耐久性評価を実施予定
4.特  長:①省エネルギー(小型分散型電源で高いエネルギー効率)
        ②高環境性(クリーン、低騒音、低振動、CO2排出量削減)
5.期  間:2017年6月23日~2018年3月末
6.場  所:地方独立行政法人大阪産業技術研究所 和泉センター
7.内  容:実負荷環境下において、4,000時間以上の連続運転を行い、安全性や信頼性の評価
        業務・産業用SOFCの更なる高度化に向けた構成部材等の試験・評価・研究等の実施

■今後の予定
 日立造船は、本装置について、20~数百kWまでの食品スーパー、コンビニ、オフィスビル、集合住宅などを対象として2017年度内の市場投入を目標に開発を進めており、小型化、分割搬入可能な形状構造化、および災害時の防災電源化に向けて開発実施中です。
 また、近年社会的要請が高まっている「環境・グリーンエネルギー」と「社会インフラ整備と防災」を事業ドメインに掲げ、主力事業であるごみ焼却発電事業をはじめ、風力発電、木質バイオマス発電など再生可能エネルギー分野にも積極的に取り組んでおります。産官連携のもと、今後は、本装置の燃料多様性を生かし、バイオ燃料、及び水素適用も視野に入れて、事業化に取組みます。
本装置については、ORISTに引き続き、大阪市の施設「咲くやこの花館(花博記念公園鶴見緑地内)」にて実証計画中です。

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日立造船の業務・産業用SOFCの推進イメージ

※H2Osakaビジョン、および推進会議の概要
⼤阪府および⼤阪市は、⽔素・燃料電池関連分野における今後の取組の⽅向性を⽰した「H2Osakaビジョン」の実現に向け、産・学・官が協⼒して取り組むことにより、地域の特徴を活かした⽔素エネルギーの利活⽤の拡⼤および⽔素・燃料電池関連産業振興の機運醸成を図ることを⽬的として、H2Osakaビジョン推進会議を2016年8月から運営しています。
H2Osakaビジョンでは、水素エネルギーにおける幅広い分野での実証事業等のプロジェクトを民間企業と連携して創出し、事業者の研究開発成果を実用化や事業化につなげることを取組の方向性に掲げています。

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