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NEDO委託事業「次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発 (グリーンITプロジェクト)」受託について

平成20年07月10日

 Hitz(日立造船株式会社)は、このほど、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構が公募を行いました、「次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発(グリーンITプロジェクト)」をコンソーシアムの一員として受託致しました。

 当社はこの研究開発テーマの内、大面積有機製膜技術の開発として、従来から開発を進めておりました、面蒸着方式による真空蒸着技術を用い、G6サイズ(1500mm×1850mm)の大型基板への適用可能技術の開発を行います。



【参考】
「次世代大型有機ELディスプレイ基盤技術の開発(グリーンITプロジェクト)」の概要

 背景
地球温暖化問題は、世界全体で早急に取り組むべき最重要課題であり、経済・社会
活動と地球環境の調和を実現するためには、画期的な技術革新が求められている。
ブロードバンドの普及、IT機器の高度化・設置台数の急激な増加に伴い、社会で扱う
情報量は増大傾向にある。IT機器が消費する電力も膨大な量が見込まれ、省エネル
ギー化が重要な課題となっている。海外においても、低消費電力化に向けて企業の
垣根を越えたコンソーシアムの動きが活発化しており、IT機器に関する省エネルギー
技術の開発は、産業競争力の観点からも重要な要素となっている。また、京都議定
書の次期枠組み(ポスト京都)の構築に向けた国内外の議論が活発化しており、長期
的視野に立った革新的省エネルギー技術開発が求められている。
そのような中、ディスプレイの大型化が進み、1 台当たりの消費電力は増大の傾向に
あるため、ディスプレイの低消費電力化につながる技術開発も重要な課題の一つであ
る。有機ELディスプレイは、低消費電力、高効率発光表示、広い視野角特性、高速応
答性、超薄型軽量化などを同時に実現する次世代ディスプレイ技術として位置付けら
れ、2010年代後半での量産実用化によって大きな電力削減効果がもたらされること
が期待されている。
しかしながら、現時点においては40インチ以上の大型ディスプレイを量産製造する技
術が確立されておらず、そのための製造プロセス技術の整備が必要となっている。ま
た、韓国において推進されている「Information Display Project」、あるいは、「8大
相互協力」による企業間の強力な連携にも象徴されるように、国際的な技術開発競
争がますます熾烈になっている状況があるため、我が国も早急に大型ディスプレイの
製造プロセス技術の整備に取り組むことが重要である。
 目的
本研究開発プロジェクトを「省エネルギー技術開発プログラム」および「高度情報通信
機器・デバイス基盤プログラム」の一環として実施し、ディスプレイ機器の大幅な省エ
ネルギーを達成して地球温暖化対策へ貢献すること、ならびに、有機ELディスプレイ
分野での新規産業創造と国際的な産業競争力強化に資することを目的とする。
 目標
大型有機ELディスプレイの高生産性製造を実現するための低損傷電極形成技術・
透明封止技術・有機製膜技術開発に取り組み、製造プロセスに関わる基盤技術を
確立するとともに、得られる成果をもとに具体的・定量的な見積もりを行うことによっ
て、フルHD40インチ以上の大型有機ELディスプレイの消費電力が40W以下とな
ることを示す。また、開発した各基盤技術がG6サイズ(1500mm×1850mm)以上
の基板に対して適用可能であることを客観的な技術データをもって示す。生産性に
ついても、実用化を見据え、定量的な見通しを示す。
 研究内容
上記目標を達成するために、以下の研究開発を実施する。
①低損傷大面積電極形成技術の開発
②大面積透明封止技術の開発
③大面積有機製膜技術の開発
④大型ディスプレイ製造に向けた検証
 事業規模
5年間
H20年度 681百万円
受託
企業・機関
ソニー株式会社、東芝松下ディスプレイ株式会社、シャープ株式会社、
住友化学株式会社、出光興産株式会社、
独立行政法人 産業技術総合研究所、長州産業株式会社、JSR株式会社、
株式会社 島津製作所、大日本スクリーン製造株式会社、日立造船株式会社