◇ 超微粒子製造装置の開発に成功(気相ジェットミル方式)
平成14年10月23日
Hitz(日立造船株式会社)は、このほど吉田機械興業㈱(本社:名古屋市、高橋幸悦社長)と共同で、液体を加熱し気化させた超高速ジェット流体を利用して、超微粒子を作る粉砕装置の開発に成功しました。超高速ジェット粉砕の原理は、超高圧流体を高温状態(超臨界を含む)まで加熱を行い、エネルギー密度の非常に高い状態で小さなオリフィスから噴出させて気化させ、これに粉砕させる粒子をのせて加速させ、粒子同士を衝突粉砕させるものです。
粉砕する材料としては、金属、金属酸化物、セラミックス、無機微紛等が使用されます。また粒子同士のジェット衝突粉砕のため、装置内には機械的磨耗部品がなく、製品である超微紛の中に異物が混入しないという特徴があります。さらに超高速ジェット気流には、水以外に二酸化炭素、エタノール、窒素等が使用できますので医薬品の微粒化分野にも展開できます。
本装置では、粒子同士を700m/sの超高速で衝突させて、直径数マイクロ(マイクロは100万分の1)メートルの粒子を数十から数百ナノ(ナノは10億分の1)メートルの極微サイズの超微紛に機械的に破砕します。この粉砕技術の完成により、医薬、顔料、フィルター、センサー、電子部品材料等の機能性製品の一層の多用途展開が可能となります。
生産用気相ジェットミルの販売価格は、1時間あたり20~30キログラムの粉砕処理能力の装置で1台5,000万円~7,000万円の予定をしており、年間5億円~10億円の売上を予定しております。
なお、当社はソリューションビジネスを強化することにより、新事業の創出・育成、事業の拡大を図っておりますが、今回は超微粒子製造装置だけではなく超微紛事業も視野に入れ、今後、具体的な検討に入っていく予定です。
(ご参考)
吉田機械興業株式会社 会社概要
| 設 立 | 昭和31年 |
| 本 社 | 名古屋市熱田区桜田町3-13 |
| 資 本 金 | 70百万円 |
| 従業員数 | 53名 |
| 事業内容 | 電気機械器具卸売、微粒化機器販売 |
| 売 上 高 | 2,660百万円 |

