好きなこと、やりたい仕事を見つけることが大切

日立造船に入社した決め手は?

衣川: 大学で通信工学を専攻し、気象レーダーの研究に携わっていました。そして就職活動時に、当社がGPS海洋観測システムを製作していることを知り、関心をもったことがきっかけです。現在のところ海の観測システムは少ないので、このシステムを充実させ広めることで気象観測の精度を高められるのではないかと考え、入社を希望しました。

熊本: 私は、プラント建設関連の企業に就職した大学の先輩が海外で活躍する話を聞いて、「かっこいい!」と憧れを抱いていました。そして、日立造船なら大学で学んだ土木の知識を活かして、スケールの大きい仕事ができると思ったんです。

浪田: 大学の先輩の影響は大きいですね。私の場合も先輩が当社で働いていて、グローバルに活躍する姿をみて憧れていました。もちろんそれだけでなく、学生時代から環境問題に関心があり、当社に環境事業があることが決め手となりました。

上野: 私は環境に関連した製品開発に関わり、社会に貢献できる仕事がしたいという希望をもっていて、それを実現できる会社を探し、当社にたどり着きました。

清水: 私も上野さんに近いですね。大学で専攻していた化学の知識を活かせる研究職に就きたいと思い、当社への入社を希望しました。

衣川: 当社に関しては、会社説明会に参加するまで自分が興味のある事業のことしか調べていなかったのですが、担当の方にごみ焼却施設や橋梁など幅広い事業を展開していることを教えていただき、夢がある会社だなと思いました。

浪田: いろいろな事業を展開していることが当社の特徴ですね。

熊本: どういった分野の仕事がしたいのか迷いませんでしたか?

浪田: それはなかったですね。私は設計の仕事がしたいと面接で伝えたところ、希望する部署に配属していただきました。

清水: 私も研究がしたいと思っていたので、迷うことはなかったですね。ただ、それが正解というわけではなく、経験を積む中で目標が変わることがあってもいいんじゃないかと思います。

理系の仕事というと、ハードルが高いイメージがありますが。

熊本: それよりも社会人としてしっかりやっていけるのかという不安の方が大きかったです。

衣川: そうですね。社会人になるという、漠然とした不安感はありました。でも、これは理系だからということではなく、どの職業でもいえることで、経験を積むことで解消できるので安心してください(笑)。

清水: 職場の皆さんが本当にやさしいんです。理系というと“四角四面の堅い人”というイメージがあるかもしれませんが、皆さん物腰がやわらかいんです。おかげでスムーズに職場に馴染むことができました。

熊本: 先輩方がやさしく丁寧に指導やアドバイスをしていただけるので、とても心強いです。

浪田: ときどき部署のメンバーと女子会を開くなど、女性社員の仲が良いことも当社の特徴だと思います。

上野: おいしいお店を調べたり、行く前から盛り上がっています(笑)。

「ありがとう」という言葉が、がんばる原動力に

現在のお仕事内容は?

衣川: 国内で運用されているGPS海洋ブイの海外向け製品の開発や、大学と共同で進めている波力発電のエンジニアリングを担当しています。

熊本: 私は、津波や高潮など自然の力を利用して浸水被害を防止するフラップゲートの開発・設計グループに所属しています。主に実施工事の設計計算書や図面をチェックする業務を担当しています。今はデスクワーク中心ですが、今後は現場に出て、製品の据付けにも関わりたいと思っています。

上野: 技術開発本部の「ものづくり基盤研究センター」で、新製品の開発や、既存製品の性能アップのための研究を行っています。例えば、特定の条件で使用した場合のパフォーマンスを数値解析して、効果を明らかにするといったことが挙げられます。

清水: 同じセンターで、火力発電所が排出するガスをクリーンにする触媒の開発を担当しています。

浪田: 私は、ごみ焼却施設の基本設計をしています。1年目〜2年目は入札までの見積設計を担当しました。2年目の時に担当した案件を落札できたため、現在は工事に必要な機器の手配や公的機関に提出する書類作成など、実施設計を行っています。

熊本: 私はまだ1年目なので他の部署がどんな仕事をしているのか、イメージが湧かないのですが…。

衣川: いやいや、私も分からないよ(笑)。清水さんとは同期で、お互いどんなことをしているのか話したりすることがありますが、途中から意味が分からなくなるのがいつものパターン。

清水: 仕事が好きで、がんばっているんだなということだけは分かります(笑)。

仕事のやりがいは?

上野: 一緒に仕事をしているメンバーに「ありがとう」という言葉をかけられると、いろいろあったけど、がんばってきて良かったという気持ちが湧いてきてグッときます。

衣川: 分かります、それ。お客さまから感謝の言葉を言っていただいた時も、思わず涙がでそうになりますよね。

浪田: 入札で他社が落札した時は、これまでの努力がすべて無駄になったような気がして落ち込みました。でも2年目に落札できた時は、これまでの経験が役立っていたことに気づき、本当にうれしかったです。

清水: 私の仕事はすべて数値がでるのでシビアではありますが、手応えも感じることができます。

熊本: キャリアが浅くて、まだ「これを成し遂げた」とはいえないのですが、最近、製品化する前段階の予備設計を担当させていただき、充実感をもって仕事に取り組んでいます。

座談会メンバーが語る“リケジョあるある”

衣川: もともと理系なので、「これがリケジョ」という自覚がないですよね。強いていえば、工事現場などで施設ができあがっていく過程を見るのがおもしろいことかな。時に動くものがあるとテンションが上がります。

熊本: それ、十分にリケジョです(笑)。

浪田: 仕事柄、駅や空港などに行くと、ごみの分別をどうしているのかチェックしてしまいます。

上野: 私はランチを電子レンジで温める時、どの容器に入れたらいちばん熱伝導率が良いのか考えてしまいます(笑)。

清水: すごいのだしてきたね。……締めになるようなネタを言いたいところなんだけど、でてこない。やっぱり自覚症状がないくらい、根っからのリケジョなのかもしれません(笑)。